京都駅前元気案内所・関税理士事務所

船出のあと

トップページ > 清風倉庫 > 船出のあと

お問い合わせ
TEL
: 075-353-6750
FAX
: 075-353-6751
連絡先
所在地
〒600-8216
京都市下京区東塩小路町579−1
山アメディカルビル4階 

船出のあと

税金の話をしない税理士

はじめは「どこにも負けない資産税(相続・贈与・譲渡・資産会計)に強いパワフルな税理士事務所」を創ることが夢だった。そのうちに「どこにもない...」となり、やがて「どこにでもある...」となり、今では「何の変哲もない目立たない...」になってしまった。少しでもよく思われたいという変な力身が消えたといえば聞こえはよいが、別に悪いことではない。ありふれた日常のなんでもないところにも「税」がある事を知ってもらいたい...だったら平凡な税理士の日常を見てもらったり書いたりでいいのではと考えるようになった。今の夢はほぼ税金の話をしない税理士...そのせいか最近はキレと迫力がないと言われている。

船出

 自分は「闇の先が見える税理士」だと思っいる…その意味で「オンリーワン=日本一」だ。若いころは国税の「資産税の調査畑一筋」…口下手・不器用で、猪突猛進するタイプだった。国税局で資産評価、調査企画を経て、第一線(税務署)の管理職(統括官・総務課長)を最後に、H7自主退職させてもらって今に至っている。当時は贅沢さえしなければ生活に困らないし未来が約束されていたので、周りはみんな好きなように想像し誤解したが…結局安定した道よりも、笑われながらもハラハラドキドキしながら生きていく道を選んだ。その結果が「今の自分」…悔いもないしなにか別の道があったとも思わない。ただ、世の中には「上には上」がある。

自分の強み

自分の強みは「子供がいない=何も残す必要がない=無欲」なことろである。その分淋しいがそれは仕方がない。子供のいないことが弱味だとは思わない=それはそれで幸せなことである。その前提でいうと…「次世代に遺産を残すためにこの相続をどうするか?」「この相続によってほぼこの先が決まる!=一度決まると簡単に方向転換できない!」増族とはそういうものだ。自分の50年の経験から言うと…「代々の土地持ち・大農家」「企業のオーナー」「医者」「老舗」など「いわゆる資産家の相続」は至って難しい。「財産の維持と承継(世代交代)」などの地獄の苦しみを代々繰り返さねばならないし、すぐ自分の番がくる)からである。

石の上にも三年

逆に自分の弱味は「現職当時の調査経験」だ。組織や権力を背景にしているのとしないのとでは天と地ほどの差がある。国税職員と税理士業とは全く違う。尊敬する先輩税理士に謙虚に教えを乞うべきである。最近はOBだというだけで「仕事」があり、「報酬」が貰えると勘違いしている連中ばかりだ、中にはあわよくば事務所を乗っ取ろうとする不埒者も多い。困っている先輩税理士の仕事を無償で手伝わせてもらうことによって、何にも代えられない大きなものが得られる。できもしないのに人様のノウハウを真似ても自分の首を絞めるだけだ。石の上にも三年だ...自分がどういう人間かも見てもらえる。そして、到底返すに返せない貴重で大切なものを沢山いただき、今も心から感謝すれば必ず成功する。

無欲で寄り添え

色んな先生から異句同音にいたのは...「誠心誠意、顧問先の思いに無欲で寄り添え」である。開業して3年ほどして事務所報「清風通信」を顧問先に読んでもらうことにした。本年1月に「第211号(最終号)」をもってなんとか終了させてもらったところである。税理士会支部、OB会、町内会、ライオンズクラブ等々、必要とされれば嫌がらずに「会長=走り使い」をさせてもらったので、多忙を極めたが今は何一つ思い残すことはない。

大切なの贈り物

相続税の申告しないと無理だが...業務の合間を縫って「財産一覧表」をエクセルで作成する。とてつもない手間だから報酬を貰ってできるものではないので、多分税理士は誰もしない。しかし、これがあると、これからどのように財産管理をすればよいか「一目瞭然」で、正しい税致知識と納税意識があれば「一家繁栄」は夢ではない。すでに活用してもらっているが、近々説明の上最新のデータを送るつもりだ。これがあれば...変な提案には引っかからないだろう。

 

目線の先

税理士業務の基本は「顧問先優先=顧問先目線」である。業務のすべての判断基準は「顧問先にとって信頼に足るべき事務所かどうか、顧問先が来てくれる事務所かどうか、そこに自分がいるかどうか」に尽きる。番頭事件は今でも申し訳ないと痛恨の極みである。必死さや苦しさは顔に出さず「関税理士を見ていると税理士業は誰でもできる」と思わせてきたことが、番頭とその名義貸し税理士に生きる道を誤らせたのかもしれない。私とは違っても同じ税理士道を目指す中辻税理士には、「まっすぐな道」を進んでもらいたいし、顧問先にもご支援を心からお願いしたい。